天恵牧場のすだち牛ロゴマーク

徳島県鳴門市の農業生産法人 天恵(あまえ)牧場株式会社
天恵牧場のすだち牛イメージイラスト

すだち牛が誕生するまでのストーリーをイラストにしました。

天恵牧場の肥育方針

天恵牧場ではより最高の牛づくりを目指して様々なことに取り組んでいますが、それらは以下に定めた肥育方針すべてに合致したもののみ採用しています。
たとえ非常に良いと思われるものでも肥育方針にひとつでもそぐわないものは採用しません。

牛の肥育にもたくさんの手法や考え方がありますが、ひとつひとつはよいものでも相容れないものもありますし、自分たちが目指す方向と異なる場合もあります。
『すだち牛』はあか牛という種類の和牛であるのに、黒毛和牛のための手法を取り入れても意味が無いですし、場合によっては『すだち牛』の良さを失いかねません。

肥育方針は目指すべき道を踏み外してしまわないための目印といえるでしょう。
あか牛の良さを最大限に発揮しつつ、『すだち牛』の独自性を確立するために肥育方針を守って取り組んでいかねばならないのです。

健康で元気な牛を育てる

おいしい、おいしくないといった味の評価以前に、病気がちであったり薬を多用したりしているようなお肉を食べたいとはきっとみなさん思わないでしょうし、私自身も思えません。
肉質の面でも、健康で元気な牛に比べると、病気がちで食が細くエサをたくさん食べることのできない牛は肉に力がなく、質も劣ります。

つまり健康で元気な牛でないと本当においしい牛肉にはなりえないのです。

安全性の面からも肉質の面からも、牛を健康で元気に育て上げることがまずなによりも一番大切なことであると考えております。

格付に合わせた牛を育てない

日本食肉格付協会による格付は日本全国共通で客観的な指標となりわかりやすく公正な取引が行えるというメリットがありますが、肉付きがよく霜降りであればあるほどさらによく、これは黒毛和牛に適した格付といえるでしょう。

『すだち牛』はあか牛ですから、霜降り具合では黒毛和牛にとてもかないませんし、あか牛の最大のよさは赤身肉のおいしさにあります。
ですから『すだち牛』がA5を目指すことにそもそも無理がありますし、特長を失った牛を育ててしまうことにもなります。
いくら格付の高い牛肉のほうが高く売れるといっても、A5を目指していたのでは『すだち牛』の良さを最大限に引き出すことができないのです。

以上のことから、天恵牧場では現在の格付で最高のA5を目指す取り組みはしておりません。
現状の格付では、霜降り具合が自然なバランスのA2かA3あたりが、あか牛である『すだち牛』にとって最高の肉質といえるのです。

子供に胸をはれる牛を育てる

子供が「うちのお父さんスゴイんだよ」と自慢したくなるような父親でありたいという思いがあります。
父親ならおそらく誰もがそう思うのではないでしょうか。
しかしそうは思っても、なかなか難しいことです。
どうすれば、自慢したくなるような父親になれるのでしょう?

これだという正解はないかと思いますが、
「仕事に対する誇りと情熱を持っている」
「常に向上心をもっている」
少なくともこの2つは必ず当てはまるのではないでしょうか。

この2つの要素がないと、生活のためだけの単にやらされている仕事になってしまいます。
やらされている仕事をしている父親を自慢したい子供はいないでしょうし、やらされている仕事ではたくさんの方々に喜んでもらえる仕事もできないでしょう。
ましてや私どもは肉牛肥育という仕事ですから、仕事をやらされているようでは大切な命を捧げてくれる牛たちもうかばれません。

そのため、日頃から子供に胸をはれる仕事ができているかと自問することはとても大切なことなのです。